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My Best Movies of 2011

2011年鑑賞本数190本(劇場公開作品:148本, 未公開作品:42本)。
今回は未公開作品もいれてベスト10を選びました。

2011年。
3/11以来、連日テレビで流される映像で頭が飽和状態になり
しばらく映画は見たくなくなりました。
現実のインパクトが映画のそれにまさるなんてね、考えたこともありませんでした。

それでも時間が経ち徐々に落ち着くと
再び映画館通いが復活し、終わってみれば昨年より本数見てました。
何かにせかされるように見てました。
気がふさぐことが多かったら、映画館に逃げ込んでいるところがあったかもしれません。

なのでしんどいことも多いけれど、続いていく現実に、
微かであっても温かい光をあててくれた映画を上位に選んだような気がします。

2012年は映画を普通に楽しめる年でありますように・・・。
あなたにとっても、私にとっても。

1.  さすらいの女神たち (Tournee) マチュー・アマルリック監督


個々が持つ寂しさや孤独は完全に消し去ることはできなりけれど、
隣ににいる人の微かなぬくもりで人生続けていける。もう沁みた、沁みた。
スポットライトを浴びる彼女らの豊満な肉体の艶やかさと
どうしようもないダメ男(但しキュート!)をも包み込み懐の深さが素晴らしかったです。


2.  イリュージョニスト (L'ILLUSIONNISTE)シルヴァン・ショメ監督


少女は人生を変えてくれる魔法を望み、老手品師はつかのまの温もりを。
苦くて温かい。続いてく人生を噛み締める。
訪れたこともない街なのに一緒に旅している気分になるような空気感が素敵で
しかもほとんど台詞がないのに伝わってくる想いは何層にも拡がる。
アニメーションでここまで表現できることに驚きました。


3.  嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 瀬田なつき監督


二人が抱える闇はとてつもなく深いのに、
どうしてこんなにポップで軽やかに描けるのかしら。爽やかな風さえ感じるほど。
みーくん、まーちゃんと呼び合う音のなんと優しい響き。
ただの名前ではなくお互いが現実にとどまっていられるための唯一の灯り。
ラストの幸せそうな二人の「出会い」に涙がとまらず。
瀬田なつき監督は「5 WINDOWS」も素敵でした。


4.  緑子/MIRODI-KO 黒坂圭太監督


縦横無尽に蠢き、喰らい、排泄する住人達の饗宴からもう一瞬たりとも目が離せず。
本来は苦手な筈のグロい描写もなぜか快感に感じる不思議。
普段理性で抑えている欲求をぐらぐら刺激され、裡からこみあげる笑いがとまらない。
今まで経験したことのない衝撃をくらった作品。
(『マンテーニャの星』は監督がお子さんと一緒にお風呂にはいっている時に
自然に歌っていた鼻歌であったという話も衝撃的でした!!(笑))


5.  雨さえも〜ボリビアの熱い一日 (Tambien la lluvia) イシアル・ボジャイン監督


ラテンビート映画祭で鑑賞。
コロンブスによるボリビアの植民地化の歴史映画を製作中に、
現地で起こった水戦争を目の当たりにする映画制作スタッフ達。
水を独占する先進国企業に対する現在の国民と、
スペインに征服され搾取され続ける映画の中の原住民達。
理不尽さに対する二つの怒りがいつしかダイナミックに重なりあっていく構成が見事。
自信喪失気味の監督や、我侭し放題の役者をなんとかなだめながら
映画製作を軌道にのせようとするプロデューサー役のルイス・トサルがよかったです。
プロデューサーって大変なんですね・・・・。


6.  ミッション:8ミニッツ (Source code) ダンカン・ジョーンズ監督 


2010年の「月に囚われた男」に続き、2011年もベスト10にいれましたよ!
ダンカン・ジョーンズ監督♪
事件発生前の8分間に何度も戻り犯人探しをするという設定はとても面白くて
ずっと緊張感が途切れなかったですし、
映画終了後の世界はどのように続いていくかを思考する余白まで残してくれて
しかもロマンチック・・・。あのシーンは美しかったです。


7.  ブルー 初めての空へ (RIO!) カルロス・サルダーニャ監督 


ラテンビート映画祭で鑑賞。
ジャングルで極彩色の鳥たちがサンバのリズムに合わせて
歌い舞うオープニングから鳥肌もの!これは3Dで見たかったほど。
都会育ちのヘタレで口ばっかり達者なインコ、ブルーの声はジェシー君で
とても合っていました。徐々にたくましくなっていく姿が可愛いくて。
クライマックスのリオのカーニバルシーンは最高に楽しいです!
DVDになっているので是非みてみてください♪


8.  MAD探偵 7人の容疑者 (神探)ジョニー・トー監督


天才なのか狂人なのか、独特な才覚を持つ探偵、ラウ・チンワンの存在感。
相手の別人格がわかる・・・って、こう表現するか!と。
笑っちゃいましたね。もうヘンな映画!!(褒めている。)
なんといっても7人が後ろに連なり口笛吹いて歩くシーンが大好きです。
鏡を使った銃撃シーンにも痺れました。


9.  アリス・クリードの失踪(The Disappearance of Alice Creed)
J・ブレイクソン監督 


まず、冒頭の拉致・監禁までの流れ作業のような犯人コンビの手際の鮮やかさが見事で。
しかもほぼ部屋の中というワンシチュエーションで展開される3人の心理戦は、
攻守めまぐるしく交代してビリビリきましたよ。
そして、ラストでタイトルの巧さに唸るという・・・。かっこいい!!
この監督の名前は覚えておこうと思いました。


10. サブマリン (Submarine) リチャード・アイオアディ監督


東京国際映画祭で鑑賞。
映像も音楽もキュートで、後で「よかったなぁ」とニヤニヤ思い出すカットが多く。
冒頭のモノローグはアメリの少年版みたいで笑いました。
一風変わったモテナイ君とちょいぶすむくれた彼女のキスシーンがとってもよかったです。


【次点】
愛の勝利を〜ムッソリーニを愛した女〜(VINCERE) マルコ・ベロッキオ監督



イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ (Exit Through the Gift Shop)
 バンクシー監督



マネーボール (MONEYBALL)  ベネット・ミラー監督


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