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My Best Movies of 2009

2009年に鑑賞した本数は、152本(日本公開作品110本、未公開作品42本) でした。
2008年の鑑賞本数は80本でしたから、ほぼ2倍になってますねー。
見たいと思った作品はほとんどカバーできているので、2010年も150本程度が目標かな。
ベスト1〜4までしか、個別記事を書けていないのは情けないのですが・・・。
2010年は頑張る!

 1.グラン・トリノ(Gran Torino)クリント・イーストウッド監督


 
   個別記事参照 → 

2.母なる証明(MOTHER)ポン・ジュノ監督


 
 個別記事参照 → 

3.チェ 28歳の革命(The Argentine)、チェ 39歳別れの手紙 (Guerrila)
スティーブン・ソダーバーグ監督 



  個別記事参照 →   

 4.レスラー(The Wrestler) ダーレン・アロノフスキー監督


 
 個別記事参照 → 

 5.イングロリアス・バスターズ (Inglourious Basterds)
クエンティン・タランティーノ監督



血沸き肉踊る。これこそ映画の醍醐味ー。
復讐、絶対悪の敵、銀幕に映える華やかな女優、そして過去の映画に対する溢れんばかりの愛情!
いろんな要素がてんこもりで、なんと贅沢で興奮する映画なんだろうか。
第1章と地下の酒場シークエンス、会話だけでじりじりと緊張感を演出する手腕に痺れた。
四ヶ国語を駆使し、粘着質ないやーな大佐を演じたクリストフ・ヴァルツに惚れ惚れ。

6.愛のむきだし 園子温監督


4時間半という長さを感じられないくらい、心奪われ。
いつも刺激されない感情が、がしがしと揺さぶられた。私もむきださねばと。
新興宗教、盗撮、同性愛、子供への虐待など、ヘビーな話題を盛り込みつつも
全編を貫くのが純愛っていうのが泣かせるし、不思議なほど清々しい後味だった。
アクションシーンも痛快だったし、若手俳優陣の熱演も素晴らしかった。

7.リミッツ・オブ・コントロール (The Limits of Control) ジム・ジャームッシュ監督

 

ため息がでた。 映像のひとつひとつが、アートのように美しく見ていて全然あきない。
大好きなスペインを舞台にしたロード・ムービーというところもツボ。
役者も音楽もあまりにもクールで、クラクラしたよ。
台詞はあんまりなく、あっても抽象的でよくわからないけれど、
想像力を駆使し、主観で自由に楽しめるのがいいじゃない。
一見シンプルではあるのだけれど、観る人それぞれの解釈でその魅力は無限大に拡がる。
こういう映画を見られるのであれば『人生は生きる価値がある』と私は思うよ。

8.ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー(Hellboy :The Golden Army)
ギレルモ・デル・トロ監督

 

キモ可愛いクリチャーがいっぱい! 歯の妖精(?)と巨大豆の木の精も!
ギレルモ・デル・トロがつくりあげる世界は陰がかもしだす美しさに満ちている。
強烈に惹かれます。グロテスクぎりぎりなんだけれど、本当に美しいぴかぴか(新しい)
主要キャラも異形のモンスターでありながら、なんと愛らしいのでしょうか。
切ない恋心を抱えてエイブとヘルボーイがビール飲みながら歌っちゃうのが
バリー・マニロウの「CAN’T SMILE WITHOUT YOU」なんだもん!
アクションシーンも、迫力あってずっとわくわくしっぱなしだった! 

9.ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式(Death at a Funeral)フランク・オズ監督



今年一番笑って最後にはホロリときた愛すべき映画。
フランク・オズ監督作品。(ヨーダ!!)
お葬式に集った個性的な家族、親戚、友人たちが、
それぞれ勝手なことをやりはじめ・・・。
棺桶に父親じゃない遺体がはいっていたオープニングから笑いっぱなしだった。
お葬式なんておよそ笑いに似つかわしくないシチュエーションだから、
余計可笑しさは増幅する。排泄ネタであんなに笑えるとはー。
収拾をつけようとする喪主の気弱な兄が、どんどんカラ回りしちゃうところも
気の毒やら可笑しいやらで。
でも、ただのドタバタ喜劇ではなく、ブラックな笑いも織り交ぜてあるところが好み。
しかも、まさかラストで泣かされるとはねー。

10. あんにょん由美香 松江哲明監督



34歳で急逝した女優林由美香さんを追ったロード・ムービー風ドキュメンタリー。
彼女のプライベートな映像は一切でてこなくて、
出演した作品の映像や、一緒に映画の仕事をしていた人たちの話により
彼女がどういう人だったのか、彼女を知らなくても不思議とだんだんみえてくる。
映画の仕事をとても愛していた女性なんだろうなと思う。
どんな小さな仕事でも、力抜くことなく、監督が望むのであれば、
いかなる要求であろうとさらりと受け入れ、表現する。
(実録不倫自転車旅行は、すごいわ・・・。)
彼女のことを語る男性は一様に
「母親に見捨てられた小さな子供」のような表情を浮かべていたのが印象的。
「・・・あんな女、いねぇよな。」 なんてポツリと呟いたり。
「誰かが記憶している限り、人は亡くならない。」という言葉が沁みた。

11. クリーン(Clean) オリヴィエ・アサイヤス監督



『夏時間の庭』もよかったのですが、私はこちらを。
ジャンキー女を演じるマギー・チャンがよかった。
かなり自分勝手で共感できない女なのだけれど、つまづき、ぶつかり、
悪態をつきながらも息子のためにちょっとずつ再生しようとする姿がリアルで、
次第に応援したくなった。
ようやくひとつのきっかけをつかんだ時に、
彼女がみた眼下に広がる風景の美しさといったら。
息を呑んだ。ふんばり続けたからこそ見える景色。

12. エレジー(ELEGY) イザベル・コイシェ監督



若くて美しい娘と初老の男。「むきだせない大人」のための上質な恋愛映画。
経験も年齢も重ねると先が想像ついてしまい、
相手と向きあうことが怖くなるって痛いほどわかるわ。
一度離れてしまった二人の距離が、「死」を意識することで立場が変わり、
再び静かに寄り添えるようになるラストは、静謐で、切なくて、胸が締めつけられた。
映像や音楽もとても素敵で、コイシェ監督作品はかなり自分は好きなのだと、
再認識した映画でもありました。



前記事と3位を変えちゃいました。
「レスラー」も僅差なのですが、冷静に考えるとやっぱり「チェ」かなーと思ったので。
不器用なまでに自分の思うところを貫きとおす生き様を「うぉりゃー!」と
見せられた作品が上位に多いですね。

以下、雑感。

それほど本数は多くないものの、見た韓国映画が全てが面白く、
レベルが高いと思った年でした。
「映画は映画だ」「チェイサー」「母なる証明」「牛の鈴音」また、
もうじき公開の「息もできない」や、映画祭で見た「キング・コングを持ち上げる」なども。

そして、ドキュメンタリー映画も豊作揃いだったですねー。
「あんにょん由美香」はもちろん「ライブテープ」も素晴らしかった松江監督作品は、
これからも観ていきたいです。
「マン・オン・ワイヤー」「アンヴィル」「アニエスの浜辺」
「ファイティング・シェフ」 「マラドーナ!」もよかったなー。

そして、エポックメイキイグな作品だと思ったのが「アバター」。
(そういえば、私の3D映像初体験は、
USJのアトラクション「ターミネーター供。D」なのですが、
その映像もジェームス・キャメロン監督でした。その時もかなりびっくりしたっけな。)
あの臨場感は鳥肌もので、実際、パンドラという惑星に本当にいるかのようで・・・。
この作品の成功で、3D映画はどんどん増えるのでしょうね。
眼精疲労の蓄積はつらいけど。

また、2009年は前年より映画祭に足を運び、
好きだなーと思える作品が多かったのも嬉しく。
未公開作品なので上記には挙げませんでしたが、番外編として別途書きます!

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