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『ハーヴェイ・ミルク』


好き度:★★★★☆
「The times of Harvey Milk」
ハーヴェイ・ミルク氏の活動と暗殺をおったドキュメンタリー映画。
1984年アカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー映画賞受賞。

・・・・どうでもいい話なんですが、アップリンクに行くと、つい
「どの椅子が一番すわり心地がよいのか」目移りしてしまい、挙動不審になっちまいます。


「ミルク」のもととなった本作品。当時のニュース映像と関係者のインタビューで構成。

「ミルク」の冒頭でも使われていたと思うのだけれど、二人の暗殺を発表する女性のシーンから始まる。
女性の声は震えていて、周りに群がる人たちから驚きの叫び声があがっている。

「ミルク」では、彼のプライベートなシーンも描かれていたけれども、
こちらはパブリックにおける彼がメイン。
インタビューに快活に応える実際のミルク氏は、ショーン・ペンより華がある(驚!)。
彼が語る言葉には人を惹きつけるものがあり、誰もが耳を傾ける。
この人って、テレビメディアの使い方が非常にうまい人だったんだな〜。




選挙参謀だったアンが、「ミルクと一緒に働くのは大変だった。」と語っていた。
時々、とても感情的になることがあったそうな。そのへんは「ミルク」ではよめなかったので、
なかなか印象深い証言でした。




暗殺された日のニュースフィルムは非常に臨場感があり、当時の様子が伝わってくる。
ミルクと市長が暗殺された後、時間をおかずにテレビカメラが建物内にはいったみたいで、
情報が錯綜し警察が混乱しているさま、布がかけられた遺体が搬送される様子
そして、ダン・ホワイトがつかまり警察に連行される直前まで映し出されていた。

ダン・ホワイトは無表情でおとなしく連れて行かれるんだよね。
どこから見ても、清潔でまっとうでまじめな模範的市民の姿・・・。
演じたジョシュ・ブローリンは本当にそっくり〜!



その後の裁判で公開されたダンが泣きながら警察の取調べを受けた時のテープを聞くと
ますます、この人があんなだいそれたことをやってしまったのが信じられないのよね。


暗殺のくだりになると、それまで笑顔でミルクのことを語っていた人たちが、涙を抑えきれなくなる。
当時、かけがえのない存在を失った喪失感で、皆、沈黙だったそうだ。
彼らの死を悼むパレードは、ろうそくの光で道路が輝き、静かな哀しみで満たされていた。
この後、実際、何人もがカムアウトしたそうだ。
ミルクが訴え続けてきたメッセージは、確実にみんなに伝わっていたんだね。

そして、「ミルク」では描かれなかったけれど、ダン・ホワイトに禁固7年という判決がくだった時に
起こった暴動の様子まで克明にフィルムは記録している。
暴徒と化した市民の怒りの激しさは、追悼パレード時と対照的。

「市長のみを殺していたら、死刑になっていただろうけれど、
残念ながら、まだゲイを殺すことが世の中のためになると思っている人間がいっぱいいるんだ。
私も、ミルク達のグループと知り合ってなかったら、今でもそう思っているだろう。」
と、労働組合長が語った言葉が重い。

約30年経った今の世界を目にしたら、ミルクはどう思い、何を語るのかな。
彼が思い描いていた社会にどれだけ近づいているんだろう・・・・。

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