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その他の作品 @東京国際映画祭

東京国際映画祭でその他に鑑賞した作品をまとめて、一言感想。

 悒咼紂璽謄フル・クレイジー』 ★★★☆☆

「チョコレート・ラップ」(第18回TIFFで上映)の新鋭リー・チーイェンの新作。
思春期の少女たちの満たされない心もようを耽美的に描く、新感覚の台湾映画。

出演している3人の少女は日本人にも受ける美少女揃い!
なんだか満たされず、他人のちょっとした言動でヒリヒリとした痛みを感じ、
もどかしい思いを抱えながらどこにもいけなくて動けないでいる・・・。
そんな感情的に不安定な日常を生きている少女たち。
映像もとても綺麗だし、好きな人は好きな映画だと思うけれど私はあまり共感できず。
多分、悶々と毎日考えているようなナイーブな女子高校生ではなかったため(笑)


◆悒スクス粒の秘密』 ★★★★☆


チュニジア系フランス人家族のクスクス料理店開業騒動を尋常でない緊張感で描く。
ケシッシュ監督のアクの強い演出が鮮烈。
2007年仏セザール賞の作品賞、監督賞など受賞多数。

「がんばればいいこともある」に続き、フランス移民映画。
これもチュニジア系フランス人社会の様子を垣間見られて、
私にとっては新鮮な印象を受けたフランス映画でした。
一族が集まって、みんなでクスクスを食べるシーンがあるのですが、
みんな、特に女性が、すっごくよくしゃべるし、感情むき出し。
しかも常に話している人の顔のドアップの画なので、まるでその場にいて会話に自分が
参加してるような錯覚をおぼえるほど、迫力がありすごいのなんの。
あんまり感情を表にださないことを美徳とされる日本人からみると、ホント不思議。
でも、これがあきないんですよ〜。
異国の地で生きていくには、いろいろしがらみや感情のもつれなどがあっても
頼りになるのは「家族」の絆で、その絆をより強固にするためにも、
郷土料理を食べながら、思う存分にコミュニケーションをとるってことが必要なんだな〜。

この映画、主人公はうだつのあがらないリストラされたおじさんなのですが、
元嫁、娘たち、現在の恋人と、周りにいる女性がとてもパワフル。
中でも、主人公の恋人の娘リムの情のあつさとエネルギーがすごい!
リストラされて落ち込んでいる主人公をしっかりと支えて
レストラン開業のための許可申請のフォローや、レストランの内装を手伝ったり。
オープンの日に元妻や娘たちが仕切っている場だからと
ひけめをかんじて参加しないという実の母親を説得したり。
「(元妻や娘たちは)ブタのようにみっともない女よ。
お母さんは若くて魅力的なんだから、着飾って登場して、たたきのめすのよ〜!!」(うろ覚え)
なんて、たきつけるさまが面白かった(笑)
そして、手違いからメインのクスクスの準備ができずに、イライラしはじめたお客を静めるために
突如舞台にたって披露するアラブ風のダンス!
若さのわりにはおなかにはかなり脂肪ががのっているのですが、
激しく腰を揺らすたびにおなかがプルプルふるえるのが、また官能的
リムを演じたアフシア・エルジはフランスセザール賞の新人女優賞を受賞。


「Buy a suit スーツを買う』 ★★★☆☆


市川準初の自主制作映画『buy a suit』(スーツを買う)。
キャストをCMの仕事仲間で構成し、東京の焦燥感と空虚感の間を揺れながらも、
そっと繋がって生きる人達を描いた作品。

秋葉原や浅草などの東京の街角が舞台。
大阪から上京してきた妹、ホームレスになった兄、その兄の元恋人。
3人の会話がずっと関西弁なのですが、それがとっても心地よく東京の風景に、
そして心に静かにしみいる。

元恋人の台詞がすっごく印象的でした。

「もうわたしら、確かめあうのやめよ・・・・。
だれがだれになにしたとか、だれがだれとどんなふうに生きなあかんとか、
生きとったらあかんとか・・・・そんなん、確かめんの、もうやめよ・・・・。」

撮影は監督と助監督の二人がハンディカムカメラで行い、
キャストも仕事仲間のスタッフでプロの俳優ではないし、プライベートフィルムというかんじ。

市川監督はこの作品の本編集中に急逝され、これが遺作となってしまったわけですが、
会場には、監督の仕事仲間と思われる人が多数いたようです。
おそらくいろんな人から慕われてきていた映画人なんでしょうね。
監督からの私信のような作品に、すすり泣く声も聞かれました。

入場の際に渡されたリーフレットには監督の手書きのメッセージが記されていました。
監督が残されたメモを使ったとのこと。とても味のある字でした。

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Comment

見ましたね〜。いくつ見たんですか??
その数だけで映画に対する強い情熱を感じました。
東京国際映画祭って、結構スゴイことなんでしょうか?その辺からして素人には分かりません。職場が近いので、来年は行こうかななどとちょっと思っとります。

| bobby | 2008/11/03 1:39 AM |

>bobbyさん

全部で9本見たんですが、その内1本は丸々寝てしまったので(苦笑)、実質8本です〜♪

東京国際映画祭って国際といってるわりには、
ハリウッドスターの来日が少ないので寂しいですね。
でも、かなり映画祭の規模としては大きいと思うので、
もっと世界的にプレゼンスが高くなって欲しいなあと。
日本で公開されないような良質な作品が多くて見られて
なかなか楽しいですよ〜。

| Minita | 2008/11/03 10:27 PM |

クスクス粒はよかったですよね〜。
アップの多い映画は苦手で不快になる寸前だったんですが、だからこそ、この演出に感嘆!
こういう作品が見られるなんて本当に素晴らしい映画祭でした♪

| かえる | 2008/11/05 5:01 PM |

>かえるさん

クスクス粒、同じ日に見てますね(笑)
私は前から3列目だったので、あのアップの画が
さらに迫ってきてもう圧倒されちゃいましたよ!

なんてことのない話なんだけど、それでもあそこまで
見せるというのはかえるさんのおっしゃるとおり
監督の演出力の素晴らしさですね。

この映画が評価されるフランスという国は凄いね!
日本での公開は難しいかな、やっぱり。

| Minita | 2008/11/06 12:44 PM |

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