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『容疑者Xの献身』


 好き度:★★★☆☆

原作は既読、しかもひさしぶりに唸った推理小説だったので、
映画は見るつもりはなかったのですが、なかなか評判が高いのでいってみました。

柴崎コウがキンキンとした声で吠えるとか、
謎を解くタイミングでガリレオ先生が意味もなく数式をかきなぐるとか、
私がドラマ「ガリレオ」で嫌いな部分が排除されていて、
ドラマというよりは原作寄りの作品でよかったと思います。

石神役は、最初、イケメンである堤真一はミスキャストじゃ?と思っていましたが、
(私の中では、田口浩正がイメージだった
天才的な数学の才能を持ちながら、研究をきわめる道を絶たれ、
うだつのあがらない孤独な中年男の悲哀そして純情を見事に演じきってました。
上手いな〜、やっぱり。完全にこの映画の主役でありましたね。

そして、石神が全てを賭けて守りたいと思う美しき隣人に松雪泰子。
ちょっと綺麗で性格よすぎではないかと思いました。
原作では、石神の協力に感謝しながらも、リッチで頼れる魅力的な男性に惹かれていき、
自分のことをじっと監視するような石神をうとましく思い始めるという女性独特の打算や身勝手さが
描かれていましたが、その要素はカットされていたのが残念。(ダンカンじゃな〜・・・・。)

ラストシーンの石神の咆哮は、結末を知っていても心打たれました。
彼の灰色でぬりつぶされた人生において灯った初めての希望の光。
その光を守りたくて築き上げた、完璧なはずだった論理の崩壊。
絶望にうちひしがれる石神はまるで純粋な子供のようでした。
方程式にはあてはまらない絶対的な解がないのが、人の心だもんな〜。

「献身」・・・その言葉の重さ、純粋さを改めて噛み締めるラスト。
ドラマの映画化としては大成功な作品だった思います。

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Comment

わたしも そのドラマの2点がなかったのが成功かと(笑)
シリアスに描かれていたのがよかったです。
かなり前に読んだので 石神は本当にストーカーになってしまったのかと、それほど迫真の演技。堤真一って上手い役者さんだな〜って思いました。
そうですよ!ダンカンっていうのは 一番のミスキャストだったのでは?リッチに見えないし(笑)

献身という意味が明かされたとき ものすごい衝撃がありました。それほどの石神の想い。わたしも読んではいたけれど 結末は知っていたけれど あのラストシーンは心を打たれました。石神にとっての靖子たちは希望の光だった。それを守ることが生きがいになっていた。自分の命を捧げるほどに・・。人の心、深いですね。

| yoko | 2008/10/15 1:56 PM |

>yokoさん

そうだ!ダンカンが一番のミスキャスト(笑)!!

ラストシーン。結末を知っているはずなのにぐっときちゃいましたよね。
石神の努力が水の泡になるのが本当に痛ましくて。
靖子は黙っとけばいいのに・・・なんて(笑)
だって二人とも幸せにはならないもんね。切ないです。

湯川先生も頑張っていたけれど、やはり、これは石神が主役な映画ですよね。見応え十分でした!

| Minita | 2008/10/16 12:23 AM |

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