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My Best Movies of 2016

JUGEMテーマ:映画

 

 .屮螢奪検Εブ・スパイ(Bridge of Spies) スティーヴン・スピルバーグ監督

 

 

 

▲▲エリアス(Aquarius) クレベール・メンドンサ・フィリオ監督

 

 

 

最後の追跡(Hell or High Water) デヴィッド・マッケンジー監督

 

 

 

い気兇覆漾45 years) アンドリュー・ハイ監督

 

 

 

ゥ螢奪廛凜.鵐Εンクルの花嫁 岩井俊二監督

 

 

 

Δ佞げんな過去 前田司郎監督

 

 

 

溺れるナイフ 山戸結希監督

 

 

 

┐海寮こΔ諒匐に 片渕須直監督

 

 

 

グッバイ、サマー (Microbe et Gasoil) ミシェル・ゴンドリー監督

 

 

 

スティーブ・ジョブズ (Steve Jobs) ダニー・ボイル監督

 

 

My Best Movies of 2015

JUGEMテーマ:映画

.ぅ鵐劵▲譽鵐函Ε凜.ぅ后Inherent Vice) ポール・トーマス・アンダーソン監督

 

 

 

⇒恐の掟(A Walk Among the Tombstones) スコット・フランク監督

 

 

 

L召發覆塀の中の王(Starred Up) デヴィッド・マッケンジー監督

 

 

 

ぅ薀屐Ε丱肇襦Mes Seances De Lutte/Love Battles) ジャック・ドワイヨン監督

 

 

 

ズは正しくあの時は間違い(Right Now, Wrong Then) ホン・サンス監督

 

 

 

ξ人たち 橋口亮輔監督

 

 

 

Д織シー(Taxi Tehran) ジャファール・パナヒ監督

 

 

 

┐錣燭靴鵬颪Δ泙任1600キロ(Wild)  ジャン=マルク・ヴァレ監督

 

 

ビッチハグ(Bitch Hug) アンドレアス・エーマン監督

 

 

ジャクソン・ハイツ(In Jackson Heights) フレデリック・ワイズマン監督

 

 

 

My Best Movies of 2014

誰よりも狙われた男 (A MOST WANTED MAN)  アントン・コービン監督


イーダ (Ida) パヴェウ・パヴリコフスキ監督

 

LIFE!(The Secret Life of Walter Mitty) ベン・スティラー監督

 

ぅぅ鵐汽ぅ鼻Ε襦璽Εン・デイヴィス 名もなき男の歌 (Inside Llewyn Davis)

ジョエル&イーサン・コーエン監督

 

ビフォア・ミッドナイト(Before Midnight) リチャード・リンクレイター監督

 

へウォンの恋愛日記(Nobody's Daughter Haewon) ホン・サンス監督

 

物語る私たち(Stories We Tell) サラ・ポーリー監督

 

草原の実験(ISPYTANIE/TEST) アレクサンドル・コット監督

 

おとぎ話みたい 山戸結希監督

 

馬々と人間たち(HROSS I OSS/Of Horses and Men) ベネディクト・エルリングソン監督

My Best Movies of 2013 (新作編)

  1. ザ・マスター(The Master) ポール・トーマス・アンダーソン監督 
 
 2. 孤独な天使たち(Io e Te) ベルナルド・ベルトルッチ監督 
 3.わたしはロランス(Lawrence Anyways)グザヴィエ・ドラン監督
 4.かぐや姫の物語 高畑 勲監督 
 5.スカイラブ(LE SKYLAB) ジュリー・デルピー監督
 
 6.  フライト(Flight)ロバート・ゼメキス 監督 
 7.ドラッグ・ウォー 毒戦(毒戰/DRUG WAR) ジョニー・トー監督
 8.オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(Only Lovers Left Alive)
       ジム・ジャームッシュ監督 
 9.サウンド・オブ・ノイズ(Sound of Noise)
       オラ・シモンソン&ヨハネス・シェルネ・ニルソン監督
 
10. ペコロスの母に会いに行く 森崎東監督

My Best Movies of 2012(新作編)

2012年新作鑑賞本数は211本(劇場公開作品:168本, 映画祭&特集上映作品:43本)。 
今年は新作は減らそうと思ったのに、結局昨年より増えてしまいました・・・。
(いろんな情報がはいってくるからいかんのや・・・。)
さらに旧作鑑賞数も昨年より増えまして、これが傑作揃いだったので、
新作編とは別に後日、旧作べスト作品を挙げたいと思います!

さて、マイベスト10(新作編)です。(10位は同点2本なので合計11本)。
基本は1本の映画に様々な意見があって当然と思うほうなのですが
それでも目の前で他人がけなしたら、
心穏やかではいられないくらい好きな作品はどれかという基準で選択しました。
よって、下記の作品に対する批判に対しては不寛容です、私(笑)。


 1. 裏切りのサーカス(TINKER TAILOR SOLDIER SPY) トーマス・アルフレッドソン監督

   

007みたいに派手なスパイ映画じゃないですが、
じわりと詰められ気づけば圧巻のチェックメイト!
スパイを演じるキャストが、皆惚れ惚れとするくらいかっこよかったです。
彼らの視線の交錯は、台詞の空白を補って余りあるほどエモーショナルで
遠くから見つめるだけの己がもどかしくなるほど。
女がちょっと立ち入ることはできない男たちのドラマって、好きなんですよね。
そして、忠誠のために大切なものを切り捨て失った孤独な男たちの涙の色っぽさときたら!
LA MERが流れるラストシークエンスの美しさは今年最高じゃないでしょうか。
完 璧 で す !!

 2. きっとここが帰る場所(THIS MUST BE THE PLACE) パオロ・ソレンティーノ監督

   

誰もが喪失や後悔を抱え、帰らせてもらえる場所に気づきに大人になる。
どこか奇妙なトーンなんですが、
世界は美しいもので満ちていることを改めて信じたくなる、そんな映画でした。
白塗りメイクで泣き笑いの表情を貼り付けた大人になりきれない
中年ロッカーを演じるショーン・ペンの巧さ!
亡くなった父(なぜかナチハンター!)の人生を辿る旅の過程で
出会う人達との会話が素敵に可笑しかったです。
ふわふわ漂い優しい目線のようなカメラワークも好きでした。

 3. 預言者(UN PROPHETE) ジャック・オディアール監督

   

天涯孤独な青年が刑務所内で、知恵を 度胸を 仲間を 我が物にし
徐々に精悍な顔つきに変わっていくさまに圧倒されました。
凄惨なシーンがあるにもかかわらずそれが清々しかったり、
青年の成長に反比例してマフィアのボスが萎んでいく対比も面白かったですねぇ。
今後の彼の前にも預言者は現れ、今度はマクベスのように苦しむのかもと
想像できる余白も含めて素晴らしかったです。

4. この空の花−長岡花火物語 大林宣彦監督


日本人よ、今見るべき映画はこれだ!
全ての爆弾を花火に変えよう。戦争にはまだ間に合う。
時間も空間も手法も自由自在に枠を超えているその表現は「狂ってる!」と思うのに
怒涛の如く伝わってくる思いはとてもストレートに心に響きました。
ずっと忘れないと思います。
一輪車のわっか。花火の輪。平和への祈りと未来への希望でつなぐ円環。
天災や人災で幾度傷ついても途切れることなく、途切れさせることなく。

 5. テトロ 過去を殺した男(Tetro) フランシス・フォード・コッポラ監督


3人の心象が鮮やかに映しだされる、陰影が美しい白黒の世界に魅せられました。
光の呪縛から解き放たれ、止まっていた時間が動きだすラストの幸せな余韻!
その余韻にずっと浸っていたくなる、こんな映画にはそう出会えないと思います。

 6. 戦火の馬(War Horse) スティーブン・スピルバーグ監督


ザ・画力!とても美しい映画でした。
ジョーイが草原を、森の中を、砲弾を飛び交う中を
人間の営みを気にもかけずに疾走していくワンシーン、ワンシーンが全て素晴らしく
生命の躍動そのものの美しい姿が脳裏に焼きついて離れないんですよね。

 7. アニマル・キングダム(Animal Kingdom) デヴィッド・ミショッド監督


直接的な言及はなくても過去まで透けて見える各人の人物描写の素晴らしさで
一気にひきこまれました。
逃れられない弱肉強食の力関係は
自我を封印していた少年をぐらぐら揺さぶり強引に変えていく。喰われないために。
複雑な感情と計算がいりまじるあの一見穏やかなあの抱擁は今年ベストハグ!

 8. 虹色ほたる〜永遠の夏休み〜 宇田銅之介監督


私もタイムスリップして、こんな古きよき田舎の夏休みを満喫したい!と思うほど
素敵だったのだけれど、単にノルタルジックな映画じゃなく。
夏祭りの疾走シーンから世界がぐんにゃり変容し、
物凄い勢いで加速し体ごと持っていかれる感覚が忘れ難いのです。
さらに、今年一番のロマンチック映画だったりもしたなぁ。
眩いほどの光の洪水と握った手のぬくもり。

 9. フィッシュ・タンク(FISH TANK) アンドレア・アーノルド監督


特集上映「世界三大映画祭週間2012」で鑑賞。

半ば育児放棄な奔放な母親に育てられ、どこにも居場所がなく、鬱屈とした怒りをもてあました
少女ミアを演じたケイティ・ジャービスが素晴らしかった!
もう見ていて痛々しくて息苦しくて・・・。
そこに初めて現れる自分を気にかけてくれる大人の男を登場させるのがずるい。
父性溢れる感じで、セクシーで、卑怯な男をM.ファスベンダーがけしからんほど好演。
そして傷つきながらも これじゃダメだと見切りをつけ、
水槽から飛び出そうとする少女のラストのダンス。
風船が辿りつくのはカリフォルニアの青空のように晴れやかな場所であってほしいと
心から願いたくなりました。

10.テイク・ディス・ワルツ(Take This Waltz)  サラ・ポーリー監督


ときめきがなくなった男と女の関係は持続できる?
ミシェルの心許なげに揺れる表情と緩い体のラインの破壊力よ!
隣に誰かいるからこそ、ちょっとしたずれで生じた隙間が身にこたえる時がある。
埋めようと手にいれたものも直ぐに色褪せる・・・。
ワルツを踊る相手を変えていってもぐるぐる回りながらきっと終わりがなく。
女性の心情をかなり逃げずに描いていたなぁと思いました。
(浮気相手が夫と比較してもそれほどいい男ではないところとかね。)
ラストの彼をはっきり映さなかったところが、なんともこたえました・・・。

10.ライク・サムワン・イン・ラブ(Like someone in love) アッバス・キアロスタミ監督


誰かとつながりたいという思いは、時に残酷で切なくて少し滑稽。
自分の思いだけで空回りし、相手に受け止めてもらえない一方通行の言葉たちが
閉ざされた空間で乱反射するものだから、
どちらに向うのか3人からずっと目が離せなかったです。
そして全力で集中して見ていたところに、ラストのあれですよ!寿命が縮まった!

『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』


好き度:★★★★☆

東京国際映画祭で鑑賞。

映画がフィルムからデジタルシネマへと時代が大きく変わろうとしている現在、
映画製作現場の人達は一体どう考えているか。
キアヌ・リーブスがインタビュアーとして話を聞く構成。


これ、映画が好きな人にとってはたまらなく面白いと思います。
いろいろ書き留めておきたいことがあったので久しぶりにブログを書こうと思った次第。

出演している監督は、ジョージ・ルーカス、マーティン・スコセッシ、ロバート・ロドリゲス、
ジェームズ・キャメロン、デヴィッド・リンチ、クリストファー・ノーラン、
スティーヴン・ソダーバーグ、ランス・フォー・トリアー、ウォシャウスキー姉弟など、
錚々たるメンバー。
(見ている時はすぐにピンとこなかったのですが、撮影監督達もすごいメンバーです。)

「フィルムのほうが断然いい!」というノーラン監督みたいな人もいたけれど、
「私の中ではフィルムは10年前に終わってるし。」というキャメロン監督をはじめ、
全体的にはデジタル移行に肯定的なのが意外でした。
(スピルバーグ監督やタランティーノ監督がいたらもっと違ったかもしれませんが・・・。)

もう特殊効果や編集は全てデジタル化されているので、
撮影のみフィルムにこだわってもという雰囲気のよう。

理由として

\里醗磴辰謄メラの性能が格段に改良され、映像の質がよくなってきた。

デジタル撮影の「スラムドッグ・ミリオネア」がオスカーを受賞したのも、
ひとつの大きなきっかけだったらしいです。


▲侫ルムだと(巻きの長さに限界があるから)一度に短時間しか撮影できないけれど
デジタルだと延々と撮影でき、かつ、その場でチェックし演出の修正ができて効率的。

ただ、これに関しては長時間、撮影できるから役者がだれる。
フィルムがまわる音、すなわちお金が消えていく音に聞こえ(笑)
役者の緊張感が保たれるのがいいという監督も。

撮影監督達は、これまでは撮影中は自分だけがそこに映っているものが見えていたのに・・と
複雑な思いがあるようです。


カメラの操作が簡単で、フィルム撮影に比べ低予算で撮影が可能。
よって大きな予算がとれない、例えばキャリアのない新人監督でも撮影できると。

そういえば、「クレイジーホース」のワイズマン監督のQ&Aで
初めてデジタル撮影にしたのは?という質問に、
「フィルムで撮りたかったけれどお金がなくて・・・。」と
フィルム撮影とデジタル撮影にかかる金額を具体的におっしゃっていたけれど
そんなに差があるの!!って驚くほどでした。

今までと比べ、様々な人が映画が撮れるようになり門戸が広がることについて聞かれた
デヴィッド・リンチ監督が面白くて、
「鉛筆と紙を与えたからって、素晴らしい物語がたくさん生まれるわけじゃないからね。」
インタビューを受けている場所も赤と黒に統一されたシアター(?)で、
衣装もばっちり決めていてさすがだわと思いました(笑)


そして、私はウォシャウスキー(主に姉)監督の発言が、最も印象的でした。

「デジタルへの移行は撮影現場よりも配給システムが最も影響を受ける。
いちから変わってしまうからね。」

デジタルに移行するに伴い、実際、既にPCやスマートフォンなどで
映画を見る人が増えてきてるし、そのうち、人々が劇場に来なくなる可能性だってある。
結局、自分達の選択が自分たちの首を絞めることになるのかも。

フィルムはなくなると思うか?の質問に、
本当に必要なら方法を人間は見つけるだろうし、失うこともまた人生だと・・・・。

*****************************************

その後、黒沢清監督×撮影監督栗田豊通氏のトークショーがありました。

栗田氏は「デジタルにしかできないことがあるからデジタルで撮影したい。」
黒沢監督は「色々な可能性があるからこれからはデジタルで試したい。けれど、
フィルム撮影という選択肢も残して欲しい」と。

そして、
「皆さんにとって、撮影がフィルムかデジタルかなんてあんまり関係ないですよね?」
と黒沢監督が問われたのですが、

例えば、

.妊献織觧1萄酩
スラムドッグ・ミリオネア、ドライヴ、メランコリア、ドラゴン・タトゥーの女

▲侫ルム撮影作品
戦火の馬、マネーボール、ダークナイト ライジング、ツリー・オブ・ライフ

これらの映画は全て、映像綺麗だなーと思うし、
私は正直、その差がよくわからなかったりします・・・。

なので監督夫々のスタイルにあったほうを選択でき、結果面白いものができればいいのかなぁと。

ただ、黒沢監督のお話によればどちらで撮影したいかと選択する以前に
都内の映画館でフィルム上映できるところがほとんどなくなってきているので
必然的にデジタル撮影で、ということになってきているそうです。
映画館の状況の変化があまりにも急すぎることに危惧を抱いていらっしゃるようでした。
確かにデジタル化に対応できない映画館の閉館のニュースが続いていますもんね・・・。

数年後には状況はどう変わっているのか、少し怖いですが
これからも多くの素晴らしい映画を映画館で楽しめる日々が続いて欲しいですね。
来年も映画館にがんがん足を運びたいと思います!

My Best Movies of 2011

2011年鑑賞本数190本(劇場公開作品:148本, 未公開作品:42本)。
今回は未公開作品もいれてベスト10を選びました。

2011年。
3/11以来、連日テレビで流される映像で頭が飽和状態になり
しばらく映画は見たくなくなりました。
現実のインパクトが映画のそれにまさるなんてね、考えたこともありませんでした。

それでも時間が経ち徐々に落ち着くと
再び映画館通いが復活し、終わってみれば昨年より本数見てました。
何かにせかされるように見てました。
気がふさぐことが多かったら、映画館に逃げ込んでいるところがあったかもしれません。

なのでしんどいことも多いけれど、続いていく現実に、
微かであっても温かい光をあててくれた映画を上位に選んだような気がします。

2012年は映画を普通に楽しめる年でありますように・・・。
あなたにとっても、私にとっても。

1.  さすらいの女神たち (Tournee) マチュー・アマルリック監督


個々が持つ寂しさや孤独は完全に消し去ることはできなりけれど、
隣ににいる人の微かなぬくもりで人生続けていける。もう沁みた、沁みた。
スポットライトを浴びる彼女らの豊満な肉体の艶やかさと
どうしようもないダメ男(但しキュート!)をも包み込み懐の深さが素晴らしかったです。


2.  イリュージョニスト (L'ILLUSIONNISTE)シルヴァン・ショメ監督


少女は人生を変えてくれる魔法を望み、老手品師はつかのまの温もりを。
苦くて温かい。続いてく人生を噛み締める。
訪れたこともない街なのに一緒に旅している気分になるような空気感が素敵で
しかもほとんど台詞がないのに伝わってくる想いは何層にも拡がる。
アニメーションでここまで表現できることに驚きました。


3.  嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 瀬田なつき監督


二人が抱える闇はとてつもなく深いのに、
どうしてこんなにポップで軽やかに描けるのかしら。爽やかな風さえ感じるほど。
みーくん、まーちゃんと呼び合う音のなんと優しい響き。
ただの名前ではなくお互いが現実にとどまっていられるための唯一の灯り。
ラストの幸せそうな二人の「出会い」に涙がとまらず。
瀬田なつき監督は「5 WINDOWS」も素敵でした。


4.  緑子/MIRODI-KO 黒坂圭太監督


縦横無尽に蠢き、喰らい、排泄する住人達の饗宴からもう一瞬たりとも目が離せず。
本来は苦手な筈のグロい描写もなぜか快感に感じる不思議。
普段理性で抑えている欲求をぐらぐら刺激され、裡からこみあげる笑いがとまらない。
今まで経験したことのない衝撃をくらった作品。
(『マンテーニャの星』は監督がお子さんと一緒にお風呂にはいっている時に
自然に歌っていた鼻歌であったという話も衝撃的でした!!(笑))


5.  雨さえも〜ボリビアの熱い一日 (Tambien la lluvia) イシアル・ボジャイン監督


ラテンビート映画祭で鑑賞。
コロンブスによるボリビアの植民地化の歴史映画を製作中に、
現地で起こった水戦争を目の当たりにする映画制作スタッフ達。
水を独占する先進国企業に対する現在の国民と、
スペインに征服され搾取され続ける映画の中の原住民達。
理不尽さに対する二つの怒りがいつしかダイナミックに重なりあっていく構成が見事。
自信喪失気味の監督や、我侭し放題の役者をなんとかなだめながら
映画製作を軌道にのせようとするプロデューサー役のルイス・トサルがよかったです。
プロデューサーって大変なんですね・・・・。


6.  ミッション:8ミニッツ (Source code) ダンカン・ジョーンズ監督 


2010年の「月に囚われた男」に続き、2011年もベスト10にいれましたよ!
ダンカン・ジョーンズ監督♪
事件発生前の8分間に何度も戻り犯人探しをするという設定はとても面白くて
ずっと緊張感が途切れなかったですし、
映画終了後の世界はどのように続いていくかを思考する余白まで残してくれて
しかもロマンチック・・・。あのシーンは美しかったです。


7.  ブルー 初めての空へ (RIO!) カルロス・サルダーニャ監督 


ラテンビート映画祭で鑑賞。
ジャングルで極彩色の鳥たちがサンバのリズムに合わせて
歌い舞うオープニングから鳥肌もの!これは3Dで見たかったほど。
都会育ちのヘタレで口ばっかり達者なインコ、ブルーの声はジェシー君で
とても合っていました。徐々にたくましくなっていく姿が可愛いくて。
クライマックスのリオのカーニバルシーンは最高に楽しいです!
DVDになっているので是非みてみてください♪


8.  MAD探偵 7人の容疑者 (神探)ジョニー・トー監督


天才なのか狂人なのか、独特な才覚を持つ探偵、ラウ・チンワンの存在感。
相手の別人格がわかる・・・って、こう表現するか!と。
笑っちゃいましたね。もうヘンな映画!!(褒めている。)
なんといっても7人が後ろに連なり口笛吹いて歩くシーンが大好きです。
鏡を使った銃撃シーンにも痺れました。


9.  アリス・クリードの失踪(The Disappearance of Alice Creed)
J・ブレイクソン監督 


まず、冒頭の拉致・監禁までの流れ作業のような犯人コンビの手際の鮮やかさが見事で。
しかもほぼ部屋の中というワンシチュエーションで展開される3人の心理戦は、
攻守めまぐるしく交代してビリビリきましたよ。
そして、ラストでタイトルの巧さに唸るという・・・。かっこいい!!
この監督の名前は覚えておこうと思いました。


10. サブマリン (Submarine) リチャード・アイオアディ監督


東京国際映画祭で鑑賞。
映像も音楽もキュートで、後で「よかったなぁ」とニヤニヤ思い出すカットが多く。
冒頭のモノローグはアメリの少年版みたいで笑いました。
一風変わったモテナイ君とちょいぶすむくれた彼女のキスシーンがとってもよかったです。


【次点】
愛の勝利を〜ムッソリーニを愛した女〜(VINCERE) マルコ・ベロッキオ監督



イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ (Exit Through the Gift Shop)
 バンクシー監督



マネーボール (MONEYBALL)  ベネット・ミラー監督


My Best Movies of 2010

1. マイレージ、マイライフ (UP IN THE AIR)ジェイソン・ライトマン監督


2. バッド・ルーテナント(Bad Lieutenant:Port of Call New Orleans)
ヴェルナー・ヘルツォーク監督


3. プリンセスと魔法のキス(The Princess and the Frog)
ジョン・マスカー監督&ロン・クレメンツ監督


4. 半分の月がのぼる空 深川栄洋監督


5. ローラーガールズ・ダイアリー (WHIP IT)ドリュー・バリモア監督


6. シルビアのいる街で (En la ciudad de Sylvia) ホセ・ルイス・ゲリン監督


7. ヘヴンズ ストーリー 瀬々敬久監督


8. 月に囚われた男(MOON)ダンカン・ジョーンズ監督


9. インセプション(Inception)クリストファー・ノーラン監督


10.ヒックとドラゴン(How to Train Your Dragon)
ディーン・デュボワ監督&クリス・サンダース監督


 

『(500)日のサマー』



好き度:★★★★☆
「(500) days of Summer」

運命の恋を夢みる男の子トム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)が、
真実の愛を信じない女の子サマー(ズーイー・デシャネル)に恋した
ビター&スウィートな500日間。

THIS IS NOT LOVE STORY.
THIS IS STORY ABOUT LOVE.

映画好きな人から軒並み絶賛の嵐の本作品、私も大好きでした。
瞳の大きなサマーに魅せられ、熱にうかされ、
過去の傷口に塩をすりこまれ、悶えている人のなんと多いこと(笑)

トムがサマーに出会ってからの日々を、時制をいったりきたりして
とびきり素敵な音楽と、凝った編集の映像で、ビビッドにみせてくれる。

通常のハッピーエンドなラブコメとは違い、二人がどうなっていくのか先が読めず。
でも、恋というのは本来そういうものじゃ?
幸せ絶頂な時もあれば、どん底におとされることもあり。山あり、谷あり。
自由奔放なサマーの行動に振り回され、一喜一憂するトムには、
誰かに恋したり、失恋したことがある人なら感情移入してしまうはず。

想いが通じた翌朝に、まるで世界中が自分を祝福してくれているかのような
ミュージカルシーン。楽しくて、最高!

また、大好きだった彼女のチャームポイントが、仲が険悪になっちゃうにつれて
嫌な部分に変わっていくところとか。わかるよねぇ・・・・。

「スミス好きなの?私も。」のサマーの一言で恋に落ちちゃうトム。
彼女こそ、運命の人だと。
そして、スミスが好きなら、きっとこの曲も好きに違いないよねと思い込み、
自分の好きな音楽をあれこれ勧めてしまい、サマーは無視ってところに苦笑。
だって、私もよくやるー。
ひとつの好みがあったからといって、全部が全部あうわけではない。
でも見極めって難しいよね。浮かれている時期は特に。

で。サマーの視点からいうと。

「真実の愛なんて信じない」 
これは手ひどい失恋を過去にしたからなんじゃないかなと想像してしまった。
両親の離婚も経験しているし、永遠に続く愛なんてないと。
きっと、過去にトムのように相手に振り回され火傷していると私は思うのだ。
だからこそ、深入りはしない。

とても好きなシーンがある。

トムがサマーをお気に入りの場所に連れて行き、本来やりたい建築の仕事の夢を語る。
僕ならこうデザインするんだけれど。
その設計図を描いてってサマーが自分の腕を差し出す。
なんて素敵な女の子なんだろう!

サマーも、夢を語るトムが好きだったんだろうと思う。
でも、その実現には具体的に動こうとしない。
自分との恋愛で頭がいっぱいなトムから少しずつ心が遠のいていく。

そう。トムのことを大好きなんだけれど、夢中になるほど恋する相手ではなかった。

二人で見る「卒業」。あれは切なかった。
花嫁を結婚式から奪って二人で逃げる有名なクライマックスではなく、
その後の二人がバスに乗っていてなんだかとまどった表情をするシーン。
ここで、サマーはぼろぼろ泣く。トムはその理由がわからない。

「卒業」はハッピーエンドではないのだ。
情熱にまかせて逃げてきてしまったけれども、
二人の未来は明るいものではないという暗示のシーンで、
サマーは自分の気持ちがシンクロしちゃったんだよね。
「好きなんだけれども、この人じゃない。」

オープニングシーンで二人の生い立ちを2画面にわけて同時に見せていたのもよかったね。
それぞれ違うところで、違う人生を過ごしているのに、
これだけ人間が いるなかで、ある日出会い、恋におちるなんて考えたら凄い偶然だ。
トムがサマーに出会ったのも、それだけで素敵なことで。

痛い思いをしたけれども
じりじり夏の太陽に焦がれるような恋を経るのって大事じゃないかな。
そういう経験って人を成長させる。

時は流れ、季節はめぐり、性懲りもなくまた誰かに恋をする。
私たちは そういうふうにできている(笑)

ダイアローグ・イン・ザ・ダーク

「ダイアローグ・イン・ザ・ダーク」というイベントに参加してきました。
公式HPはこちら → 

8名ほどのグループで、完全に真っ暗闇の空間にはいり、色々なことを体験する
約90分のツアーで、グループの先導役として視覚障害をもつ方が1名つきます。

数年前に直島へ旅行へ行った時のこと。
直島の家プロジェクト、南寺(お寺の跡地に安藤忠雄氏が設計した建物)の中に、
ジェームス・タレル氏が制作した「Backside of the Moon」という作品があります。
建物の中にはいると最初は鼻をつままれてもわからないほどのまっくらやみで、
椅子にたどりつくのもやっとなのですが、
座って10〜15分ほど経つと、前方にぼんやりと四角の光が見えてくるという作品。
ほんの微かな光をとらえることができる人間の視覚能力にいたく感動した覚えがあります。

しかし、今回は完全な暗闇。いくら時間が経っても何も見えてこないのです。
視覚以外の感覚に頼るしかない世界は一体どんなものなのか・・・?

まず、最初に各人に白杖が渡され、それを使いながらツアーが始まります。
使ってみて初めてわかるのですが、白杖って本当に使い勝手がよくて、重宝するのですよ。
地面は平らなところばかりではなく時には、ごつごつしていたり、
ふかふかでやわらかかったり、はたまた、川にかかっている丸太橋を渡ったり。
ちょっと先がどのようになっているか白杖で確かめることによって、
自分の動きを決めることができるのです。

もちろん、最初は一歩歩くだけで怖い。方向がわからないし、人との距離がわからない。
視覚からの情報がないだけで、こんなに心もとないものかと。
みんなでお団子状態になりつつ、おそるおそる進んでいくのですが、
暗闇のエキスパート、アテンドの方の「皆さん、こちらですよー!」という声の
なんとなんと頼もしいこと!!

しばらくたつと、暗闇にもなれ、少しずつリラックスしていきます。

音を集中して聴いたり、空気の温度が変わるのを感じたり、草木の香りに気づいたり、
視覚以外の自分の感覚がとぎすまされて、いつも以上に敏感になります。

そして、何より楽しいのが初対面同士なのに、いつもより早くうちとけられること。
だって、一人じゃとてもじゃないですが、前に進めないので、自然と声をかけあうように。
「こっちは行き止まり」「段差があるから注意してくださいー。」
「背が高い人は,この入り口ちょっと低くなっているから頭ぶつけないでね。」などなど。

声、だけなんだけれど。その人がどんな人なのか、次第にわかってくるのが不思議。

そして、全員で移動しつつ、いろんなことをやってみるのですが、
日常生活ではいとも簡単にできることなのに、結構時間がかかったりするの。
手紙を書いたり、ボールで遊んだり。これがかなり楽しいです!

最後には「くらやみカフェ」で休憩。飲み物を頼んで、お金のやりとりする。
みんなコーヒーなど頼んでいましたが、私と友人はもちろんアルコールで。

私はビールを頼んだのですが、いつも飲んでいる銘柄だと思っていたら
全然違っていました(笑)案外、自分の味覚はあてにならないなあと思った次第・・・。

終わってみて。

確かに、視覚は制限されるのだけれど、それ以外の感覚がいつもより
フル回転するのを感じます。
あらゆる情報をインプットしようと、自分の本能が覚醒されるというか・・・。
また、他人とコミュニケーションをとることの大切さを改めて実感することにより、
変にガードが固くなっている自分の気持ちがより解放されるのですよね。
世界がより広く、より自由に感じられるのが自分にとっては新鮮でした。

本当に面白いイベントだったので、何人か友人を連れて
また体験しに行きたいなと思います。

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